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『好き』の重さ

第8章 私の気持ち…

園内を腕を組んで歩く。


色々な種類の薔薇が整然と植えられ、まだ三部咲き位なのに華やかな香りを放って凛として咲いている。


真っ赤な蕾を着けた薔薇のアーチを見つけ課長の腕を引いてくぐった。


「素敵!
満開に咲いたら最高に美しいでしょうね!

色んな色の薔薇が有るけど私はやっぱり赤い薔薇が好き!」


「やっぱり女性は薔薇が好きなんだな!」


「そうね!
抱えきれない程の真っ赤な薔薇の花束を貰う事を、女の人なら一度は夢に見るんじゃないかな!?」


つい…課長の腕にしがみついて、肩に頬を寄せていた。



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