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エロいランジェリーの女達

第10章 ターコイズブルーの女

濡れたタンガは気持ち悪いと言いながらも、沙耶さんは仕方なくそれを履き、ワンピースに袖を通した。


俺も服を着直し二人で手を繋ぎ、元来た道へ戻る。


林から出ると、夕方になる少し前だろうか、陽射しはまだ強かったが、波が高くなってきたように見えた。


「ホテルまで送るよ」


「ええ、お願い…」


沙耶さんをバイクの後ろに乗せ、海沿いをゆっくり走る。


潮風が甘く感じるのは沙耶さんが俺の腰に腕を回しているせいだろう。


今日はバイトに行きたくないな…


そんな気分だった。

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