An angel swooped down 〜進撃の巨人〜
第2章 15年後の君へ
「あ、あれは……!?」
「黄色の煙弾…チッ…作戦失敗か……」
「リヴァイ兵長、私達はどうすれば……」
「このまま進め。じきに施設がみえてくるだろう…」
リヴァイ兵長率いる、リヴァイ班は西方向にある施設へ向かっていた。作戦失敗の合図があったが、リヴァイ班はどのみち施設を目指すしかなかった。さもなければ、いつ巨人が出現するかヒヤヒヤしながら野宿をすることになる。最も、それは建物の中にいても同じことなのだが。
一方、エレン、アルミン、コニーの3人はリヴァイ班目指して馬を走らせていた。
「おい、アルミン本当にこっちであってるのか?」
「うん、たぶんこっちであってるはずだよ。土の感じを見た限りでも、馬を数匹走らせた後がまだ残ってるし…」
「それにおい!エレン、アルミン、朗報だぜ!みろよ!あそこにいるの、兵長達じゃないか!?」