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一行は、森の中に入っていった。
ここから先は道もほぼ一本。巨人に遭遇すれば高い木々により立体起動が容易く使えるという反面、いつどこから巨人が現れるかわかりにくいというリスクもある。

「おい、お前ら…こっから先は気を引き締めていけよ」
「なんだよ、ジャンのくせに！」
「なっ、なんだよとはなんだよ！？」
「おい、お前ら…こっから先は気を引き締めていけよ……だって！！！プックックック！！」
「静かにしろ………」
「ジャンのやつ本当はこわいんじゃなi」
「静かにしろっ！！……」
「…………」

リヴァイ兵長が馬をとめた。
何か良くないことが起こりそうな予感がする。
しかし、森の様子に変化はない。
木々の隙間から見える空は憎いほどに青い晴天である。