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地下病棟の秘密

第11章 仕事だから



高戸「ワインで良かった?」

絢子「あぁ、ありがとうございます」

高戸「そんなに緊張しないで、見た目よ
り敷居は高くないから」

絢子「はい…」


そうは言われても
高戸に連れて来られたのは
高層ビルで営業している高級フレンチ

ドレスコードがないにしろ
普通の格好では明らかに浮いてしまう
レストランだった


絢子「…あの…涼さんの話って」

高戸「あれは口実」

絢子「えっ」

高戸「君を食事に誘う為の」

絢子「えっと、あ…」

高戸「なんてね、冗談だよ冗談」

絢子「冗談…」

高戸「二人だけで話したくてね」

絢子「…何ですか」

高戸「涼とはどうなの?」

絢子「どうって…」

高戸「付き合ってるんでしょう?」

絢子「…」

高戸「違うの?」

絢子「…付き合ってません…私と涼さん
はただのセフレです…」

高戸「セフレ」

絢子「…」


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