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地下病棟の秘密

第15章 嵐の予感



絢子「莉緒、ちょっと来て…」

莉緒「何」

絢子「いいから来て」

莉緒「は~い」

田畑「…」


病室で喧嘩をするわけにいかず
場所を変え話す事に…


絢子「…」

莉緒「お姉ちゃん、顔怖い」

絢子「莉緒」

莉緒「だって…あの人まあまあイケメン
だったし私も今フリーだし」

絢子「また別れたの?」

莉緒「別れたもなにも最初から付き合っ
てないし」

絢子「…だからって」


莉緒は切り替えが早く
すぐ付き合うし、すぐに別れる
自分の妹ながら莉緒はすごくかわいいし
一緒にいて楽しい

一人でいると色々な男が近づいて来るし
中には変な男もいる
もっと自分を
大切にして欲しいのだが…


絢子「だからって初対面の人と」

莉緒「でもお姉ちゃんもしたんでしょう
あの人と」

絢子「それは、えっと…」

莉緒「図星だ」

絢子「…」

莉緒「私もここで働こうかな?」

絢子「莉緒!?」

莉緒「冗談だよ、冗談」

絢子「冗談に聞こえないのよ…」


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