
地下病棟の秘密
第19章 残酷な真実
高戸「素直だね」
絢子「…」
高戸「暑いでしょう、それあげるよ」
絢子「えっ」
高戸「それじゃあ」
絢子「あの」
高戸「…」
絢子「…何なの」
突然現れた高戸
何を言われるか警戒していたが
高戸は絢子に冷たいジュースを渡すと
その場から
素直に去って行った
絢子「…」
物に罪はない
ありがたくジュースを飲んだ絢子
そのおかげで少し元気になり涼を待つ事
が出来た
♪~(携帯の着信音)
絢子「…!!」
気持ちを入れ替えた時
タイミング良く携帯にメールが届いた
きっと涼だ
怒りたい気持ちと
事故じゃなくて良かった気持ちと
様々な感情が入り乱れる中、携帯を確認
すると…
絢子「…嘘でしょう」
そこには
涼が書いたのかと
疑いたくなるような内容のメールが…
『ごめん、急用で行けなくなった』
絢子「急用って…」
