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地下病棟の秘密

第20章 過去のトラウマ



祐樹「絢子さん、近くまでアリスちゃん
を送って来るから」

絢子「わかってる、主任には上手く言っ
ておくから」

祐樹「ありがとう」

アリス「おばさんまたね~」

絢子「おばさんじゃなくて絢子」

アリス「じゃあね絢子」

絢子「またね」


祐樹とアリス
二人を見送り仕事に戻った絢子
祐樹が辞めてしまうのは寂しかったけど
夢に為に頑張る祐樹を
応援したかった


絢子「夢、夢か…」


絢子の夢は看護師だった
特別な科に移動させられたものの
患者さんの為だからと一生懸命頑張って
いた
どんなに辛い事があっても
諦めず頑張って…


絢子「…」

主任「橋本さん」

絢子「あ、はいっ!!」

主任「午後から患者さんが移動してくる
からお願い」

絢子「はい、わかりました」


カルテを受け取り
患者を迎える準備を始めた絢子
だけどカルテを患者の名前を見た瞬間
絢子は…


絢子「嘘、嘘でしょう…」


自分の目を疑った
何故ならそこに書かれていた名前は…


絢子「元木…雪雄…」


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