
地下病棟の秘密
第20章 過去のトラウマ
絢子「…」
元木雪雄
彼は過去に絢子が付き合っていた男性
初めての彼氏、元カレだった
絢子「…」
看護師「すぐに担当の者が参りますから
しばらくお待ちください」
雪雄「はい」
絢子「…はぁっ」
雪雄の担当
それは絢子の事だった
雪雄と付き合っていたのは数ヶ月間だし
自分の事なんて覚えていないはず
そう思ったが…
雪雄「…!?」
絢子「失礼します」
雪雄「もしかして君が担当?」
絢子「はい、橋本絢子です、よろしくお
願いします」
雪雄「よろしく」
話した感じ
気づいていない様子
もう何年も前の事だし浮気性だったから
雪雄が絢子の事を覚えてなくて
当然だ
絢子「手術に備えて色々検査しますから
まずは病院着に着替えてください」
雪雄「は~い」
絢子「ここに置いときますから」
雪雄「あっ待って」
絢子「?」
雪雄「着替え手伝ってくれる?」
絢子「えっと…はいっ…」
雪雄「…(笑)」
