
地下病棟の秘密
第20章 過去のトラウマ
絢子「あのでも…」
雪雄「何」
絢子「…いえ…何でもありません」
雪雄「…」
着替えを手伝うのは構わない
だけど別に腕も足も怪我していないのに
手伝う必要があるのか
微妙だった
絢子「じゃあ…失礼します…」
雪雄「どうぞ」
絢子「…」
ボタンを外し
まず上着を脱がせた絢子
雪雄は絢子にされるがまま自分では脱ご
うとせず
こんなんじゃ
絢子が脱がせてるようだった
現に脱がせてるのだが…
絢子「…」
雪雄「ねぇ一つ聞いてもいい?」
絢子「えっ何?」
雪雄「ここって特別な科なんでしょう?
患者の為なら何でもする」
絢子「…まぁ」
雪雄「君もそうなの?」
絢子「えっ」
雪雄「相手が誰でも患者の為なら…」
絢子「!!」
雪雄「何でもするの?」
