
地下病棟の秘密
第20章 過去のトラウマ
絢子「あ、の…」
雪雄「…」
上半身裸の状態で
絢子の足に触れてきた雪雄
だけどその触れ方はその先の展開を求め
るような
触れ方ではなく…
絢子「…っ」
雪雄「ははは、冗談だよ」
絢子「!!」
雪雄「まだ入院一日目だからね」
絢子「…」
雪雄「何、もしかしてしてほしかった?
それなら早く言ってよ」
絢子「ち、違います!!私は」
雪雄「結局、付き合ってる時はセックス
出来なかったからね」
絢子「!?」
雪雄「忘れてると思った?忘れるわけが
ないでしょう、あんな事があって」
絢子「…」
雪雄「やっぱり運命なのかな?」
絢子「そんなわけ、!?」
雪雄「やめた方がいいよ、また病院内で
問題起こしたら大変でしょう?あの時は
異動で済んだけど今度は…」
絢子「…ッ!!」
雪雄「悪いようにしないからさ」
絢子「…」
