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地下病棟の秘密

第20章 過去のトラウマ



絢子「…」


あれは数年前…

雪雄と付き合っていた頃
絢子はすでに看護師として働いていた
もちろん天野総合病院ではなく他の病院
だったが

だけどそんな時…


雪雄「絢子」

絢子「雪雄さん、どうしたの?」

雪雄「お互い忙しいからさ」

絢子「!!」

雪雄「会いに来ちゃった」

絢子「雪雄さん…」


病院なのに
雪雄は絢子を抱きしめると
人気のない非常階段付近に絢子を移動さ
せ何度もキスをした


絢子「ンッ、ぁ…ンんっ待って、ここ…
病院だから…」

雪雄「大丈夫だよ」

絢子「ダメだって…こんなところ誰かに
見られたら」

雪雄「誰も来ないって」

絢子「だけど」

雪雄「そう言っていつもお預けくらって
るんだからそろそろいいだろう?」

絢子「…」


雪雄と付き合っていたが
キス以上、セックスはまだしていない

雪雄は初めての彼氏でつまり絢子は処女
だからキス以上の事をするのが
まだ怖くて…


雪雄「なぁいいだろう」

絢子「…でも」


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