テキストサイズ

地下病棟の秘密

第20章 過去のトラウマ



雪雄「来るのが遅い、どれだけ待たせる
んだよ」

絢子「…すいません」

雪雄「喉渇いたからジュース買ってこい
5分以内だ」

絢子「…わかりました」


患者という事を利用し
雪雄は毎日のように絢子を罵倒し続けた
呼び出され少しでも時間に遅れれば
文句を言われ
時には
手が出る事もあった


雪雄「違う!!」

絢子「っ…」

雪雄「すぐ買い直して来い」

絢子「すいません…」

雪雄「…」


口だけならまだしも
暴力を振るわれ耐えられないと
主任に担当変更を申し出たが人手不足な
事もあり
絢子の申し出は
聞き入れてもらえなかった


雪雄「買い物もまともに出来ないのかよ
使えねえ女だな」

絢子「…」

雪雄「そんな女にはお仕置きが必要だよ
な」

絢子「!?」

雪雄「なぁ、絢子」

絢子「…いゃ…やめ、!!」

雪雄「おいおい、逃げるなって」

絢子「…っ」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ