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地下病棟の秘密

第4章 何もしないから



主任「橋本さん、今夜はあなた曽根川さ
んの担当をお願い、入院したてで精神的
に不安定になってるから気をつけて」

絢子「わかりました」


今夜担当する曽根川さん
階段から落ちたのか腕の骨折と打撲で
最近入院した

32歳とまだ若い男性だったが
どこか様子がおかしく
元気がなかった


絢子「曽根川さん、こんばんは」

曽根川「…」

絢子「今夜曽根川さんの担当になった橋
本絢子です、よろしくお願いします」

曽根川「…」

絢子「曽根川さん?曽根川」

曽根川「大声出さなくても聞こえてるよ
うるせえなぁ…」

絢子「すいません…」

曽根川「…」

絢子「もうすぐ夕食の時間ですから残さ
す食べてください、あと」

曽根川「…悪いけど一人にして」

絢子「わかりました、もし何か困った事
があったらすぐナースコールしてくださ
いね」

曽根川「…」

絢子「じゃあ失礼します…」

曽根川「…」


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