
地下病棟の秘密
第5章 再会
絢子「…なんですか…今はプライベート
なんで文句言わないでくださいよ」
涼「文句なんて言わないよ、ただ男と女
の間に友情ってあるのかなって」
絢子「私はあると思いますよ」
涼「僕は無理だね、やっぱり女は女って
見ちゃうもん、友達とは思えないよ」
絢子「…」
涼「もちろん絢子も」
絢子「…変な事言わないでください」
涼「(笑)」
絢子「…」
祐樹を待たせたままで
急いで自分の席に戻ろうとした絢子
だけど何故か…
何故か涼は絢子について来て…
絢子「ちょっと先生、どこまでついて来
る気ですか…」
涼「絢子の男友達がどんな人か気になっ
てね」
絢子「普通の人ですよ、ほらっ奥の席に
座ってる人です」
涼「どれどれ」
興味本位だった
絢子の男友達がどんな人なのか
涼はただ興味本位で見ただけだった
だけど涼は
祐樹の姿を見た瞬間
驚いた顔をし何故か笑顔になった
その理由はなんと…
涼「祐樹」
絢子「…えっ」
