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地下病棟の秘密

第6章 夜の散歩



祐樹「それよりどうしたんですか?あっ
もしかして兄さんから聞いて来てくれた
んですか?すいません」

絢子「あの…そうじゃなくて…」

祐樹「何」

絢子「…実は私…祐樹さんに謝らなきゃ
いけない事があって…その…」

祐樹「絢子さん?」

絢子「…実は」

涼「祐樹の担当、絢子だから」

絢子「!?」

祐樹「兄さん!?えっ担当ってどういう
事…だって絢子さんは…」

絢子「ごめんなさい!!実は私…小児科
勤務じゃなくて特別診療科勤務なんです
嘘ついてごめんなさい…」

祐樹「本当なの?本当に…」

絢子「ごめんなさい…」


涼が登場した事で
自分が言わずには済んだが
祐樹に対する申し訳なさ後悔は増幅する
ばかりで…


絢子「本当にごめんなさい…」

祐樹「もういいよ、言えなかったのには
きっと理由があったんでしょう?」

絢子「…はいっ」

涼「祐樹」

祐樹「何?」

涼「腕の骨折意外は何の問題もないから
この機会に特別診療科の仕事見学する?
気になってたんだろう」

祐樹「いいの?」

涼「いいよ」

絢子「ちょっと先生…」


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