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地下病棟の秘密

第6章 夜の散歩



絢子「じゃあ9時にまた」

祐樹「はい」


特別診療科には面会時間の規制はなく
重病でなければ24時間
面会OKだった


絢子「帰りにケーキ買って帰ろう」

涼「上機嫌だね」

絢子「!?」

涼「もしかして祐樹ともうヤった?」

絢子「してません」

涼「そっか、じゃあ今夜か」

絢子「!?」

涼「今夜、祐樹と会うんだろう?」

絢子「何それ…盗み聞きしてたんですか
最低…」

涼「偶然聞こえたんだよ」

絢子「どうだか…」

涼「祐樹、ああ見えて甘い物好きだから
差し入れ甘い物にしてあげてね」

絢子「…」

涼「じゃあ頑張って」

絢子「頑張ってって何をよ…」


涼の気持ちがわからなかった
自分の事を好きみたいな事言ってたのに
セフレになれとか
かと思えば
祐樹との仲を応援したり
涼は一体、何を考えているのか…


絢子「…何…この気持ち…気持ち悪い」


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