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地下病棟の秘密

第6章 夜の散歩



涼「どうしてそう言い切れるんだよ」

祐樹「普通に恥ずかしいからだよ、もし
同じ立場なら俺だって黙ってたし」

涼「だからお前はダメなんだよ、好きな
らこの機会を利用しなきゃ」

祐樹「兄さん…」

涼「患者でいる間はお前の方が絶対有利
なんだから」

祐樹「でもそれじゃあ絢子さんの気持ち
を無視するみたいで…なんか」

涼「そんな事言ってると他の男に取られ
るぞ」

祐樹「…」

涼「まぁ頑張れよ」

祐樹「…少し…考えとく」

涼「…」


性的行為を要求する事が
行為そのものが認められているとはいえ
立場を利用し
手を出す事に抵抗を感じていた祐樹
だけど気持ちとは裏腹に
体は正直で

祐樹も結局は男で…


祐樹「…」

絢子「祐樹さん、こんばんは」

祐樹「…絢子さん」

絢子「主任に許可もらってきたんで早速
夜の散歩に行きましょうか」

祐樹「…はい」


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