
地下病棟の秘密
第6章 夜の散歩
看護師「ねぇいいでしょう?」
涼「…」
絢子「…」
なかなか返事をしない涼
場所が場所だけに気にしているのか
それとも
わざとそうやって
焦らして楽しんでいるのか…
看護師「チュッ、ねぇ涼」
絢子「!?」
キスする音が聞こえ
絢子の心臓は大きく脈打った
他人の情事になんて興味ないしさっさと
この場所から立ち去るべき
だったが…
看護師「チュッ、ンッ、んんっ」
絢子「…」
そうこうしてる間にも
彼女は涼に何度もキスをしていた
だけど涼は彼女の熱いキスに応える様子
は一向になく…
涼「やめろ」
看護師「何、どうしたの?」
涼「悪いけど今はそんな気分じゃないん
だ、帰る」
看護師「涼!?」
涼「お前なら僕以外のセフレいるだろう
そいつらに相手してもらえば」
看護師「ちょっと涼!?」
涼「!?」
絢子「あ…ああ…」
涼「橋本」
絢子「あの…こんばんは…」
