最高で最低な彼♡
第1章 新生活
ビクッー
突然のことでビクリと身体が反応する。
それと同時にバッと今まで俯いてた顔を反射的に上げてしまった。
凛「ッ///」
顔を上げたら孝先輩とバッチリ目が合うのは当然のことで…
あたしは余計に顔を赤くした。
孝「なぁ、呼んでくんねぇの?」
口角を少し上げて笑う孝先輩。
絶対面白がられてる…。
でも火照った顔はなかなか収まらない。
凛「わ、わかった///これからは呼び捨てにするから!///」
孝「なら、試しに今ここで呼んで」
凛「えっ…」
孝の顔を見れば、この状況を楽しんでるみたいだ。
凛「ッ……こ、孝っ///」
シ-ンー
あたしが孝の名前を呼んだ瞬間部屋が静まり返った。
え、なんで、、
怖くなってゆっくり孝を見上げると…
孝「っ///」
手で口元を覆って目をあたしから逸らした孝がいた。
あと、ほんのり頬が赤い気がする。
凛「どうしたの?こ…」
突然あたしの口元を手で覆われた。
その手の主は隣にいた輝一だった。
あれ、なんで輝一が?
不思議に思って輝一を見たら、、
輝「そんな声出して、まだヤり足らなかった?」
にっこりと笑った輝一。
こ、怖い。あたし何かしましたか!?
とりあえず、もうヤリたくないので…
フルフルフル
と全力で頭を横に振った。