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未成熟の誘惑

第1章 caseはる

結構長い時間だ。



前に家族でハウステンボスまで車でいったことがある。



でもそれよりも長い時間だった。



座席にはお菓子と水が置いてある。



「食べていいよ」



男性は言う。



食べるもんか。



大体こういう悪党の出すご飯には毒が入っているんだ。



「あの、トイレ」



「トイレならさらに後ろにある」



本当にあった。



この車は思ったよりも大きい。



私はトイレにまたがり、お花を摘む。



何だか悪いことをされているのに、悪い気分はしなかった。



目はまだちかちか痛いけど。

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