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未成熟の誘惑

第1章 caseはる

それは綺麗なお城だった。



ディズニーランドみたいな、シンデレラ城みたいにきれいなお城だ。



「はるちゃん、気に入ってくれたかな」



「どういうこと」



「はるちゃんは今日からここに住むんだ」



「嫌だ」



「嫌ならスプレーだね」



また目に痛い刺激。



私は泣くことも出来なかった。



このスプレーは粘着っぽくて、瞼を軽く貼り付ける。



逆らうとスプレー。



逆らわないと、私の1日が崩れる。



私は






崩れることを選ぶ。

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