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未成熟の誘惑

第6章 caseいちねんせい

残り八人



「ちあきい」



「お前、どこからきた」



「みは、未来からきたさ」



二人がかりでも捉えられないほど早い



高速なネズミだった



「聞きたい、何故争うのか」



「ガンツの台詞だねえ。教えようか。争いの意味を」



「聞かせてくれ」



「にしし」



ちあきとネズミは握手を交わす



新たなる記憶の継承



「………沖縄か」



「そうさあ。ネズミは沖縄から来たんだあ」



「これは復讐なのか」



「違うねえ。みは、遊んでるんだあ。みんなと遊びたい。平和を望む兵器なんだあ」



「兵器とはなにか」



「分かってるくせにい。分かってることにはみは、答えられないよ。にしし」



津田はダイヴする



将棋の漫画にあった



深く、より深く潜り込む

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