
希望という名の妄想小説
第5章 年下くんは…
ここの部屋…からだよね。
とくんとくん。
何故か鼓動が早くなる。
ドアを少し開けて中を覗く。
…え
私は一瞬だけ見て、すぐにしゃがみ込んだ。
ちょ、え?
今のって、さ。
「遥君…」
部屋の中には遥君と、
必死に腰を上下に動かす先生がいた…
あの先生…遥君の担任だよね…
先生と生徒がこんなこと…
それもそうだけど、遥君のあんな無表情な顔見たことない。
仰向けで、感情を顔に出していない遥君と
汗だくになりながら揺れてる先生…
なんか、すごい…
人なんて初めて見た…
