テキストサイズ

嘘でもいいから

第7章 好きになってごめんね

怖い…

でも、この腕を振りほどきたくない…


ショックを受けながらも、
想さんの言うその複数の女性たちに
嫉妬に似た複雑な感情を抱き
私は動けないでいた。


でも…想さんは、そんな関係も
優花さんを好きになってから
全部解消したんだよね…?


「ごめんなさい…想さん…
想さんは優花さんのこと
本当に大切なんですよね…

私なんかにこんなに
優しくしてたらダメですよ…
ほら、こうやって
勘違いしてしまうから…

好きだなんて言ってごめんなさい…
好きになってごめんなさい…
私なんかが…」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ