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嘘でもいいから

第2章 君が大切だから

結局、私は2人に何も言えなかった。


後から
何か言ってやればよかったと
思ったけど…


でも、何て…?

バカ!…とか?

あとは…


ううん、そんなんじゃない。
何かを言ってやりたかった
訳じゃない。


隼人、麻実…

私は教えて欲しかった。


どうして?

いつから?

麻実のことが好きだったの?

私は親友じゃなかったの?

やっぱり待たせすぎてしまったの…?


隼人が呼び止めてくれたら
何か言えてたかもしれない。

でも…隼人は追いかけてきても
くれなかったんだ…

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