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嘘でもいいから

第14章 重大な間違い~想side~

優花を、手離す…

どうせいつかしなくては
いけないことなんだから。


…考え込んでいるうちに時間になり
俺は口を付けていなかった
アイスコーヒーを一気に飲み干し
2人がいるカフェに向かった。


硝子のウィンドウに近付くと
二人が窓際に座っているのが見える…
年齢も、そのルックスも
釣り合ったお似合いの2人だ。


あの男に優花を…
さっきはそう思った俺だったけど、
顔を近付け真剣な表情で話をする
2人を見ていると…

とてつもなく大きな
嫉妬の気持ちが湧き上がって来た。


優花は俺のものだ。


俺はコンコンコン…
と窓を叩いた。

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