テキストサイズ

☆短☆編☆集☆[新・続]

第2章 ヒーローにひかれる松井くん



「松井、ゴミ投げあんだよね

三つ袋あって、そんなに持てねーから一つ頼んでもいーか?」


「あ、全然いいよ!」



俺は藤本からゴミ袋を一つ受け取り、ゴミ出し口まで二人で並んで歩いた。



そーだ



なんでこいつ、こんな仕事ばっかやってんのかな?



「なぁ、光輝って呼んでもい?
お前とちゃんと、友達になりたいんだけど、だめ?」



「え、全然だめじゃないよ!
むしろ友達とかあんま居ないから嬉しいし」


「そ じゃー、改めてよろしく
俺の事も勝己って呼び捨てでいーから」



なんか、いきなり俺ら友達になりました!!!!



ゴミ出し場に着いて、ゴミを捨てるとそのまま一緒に学校を出た。



「光輝ってなにで学校来てんの?」


「チャリで来てるよ?」


「ふーん...」



ん? なんだー?



「分かった、俺バスだから、じゃーな」


「うん、じゃーね」



別れ、俺は自転車置き場、勝己はバス乗り場へ行った。



よし、掃除終わった!



急いでバイトに行かないと!!!!



ストーリーメニュー

TOPTOPへ