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☆短☆編☆集☆[新・続]

第2章 ヒーローにひかれる松井くん




静か過ぎる"ここ"は、椅子から立ち上がるだけでキシッと鳴った音が全体に響き渡る。



流石にずっと椅子に座ってるのもお尻が痛くなるし腰にきたから俺は立ち上がってその辺をぶらぶらと見回った。



静かな所は落ち着くな



このままぶらぶらしてる時間とか勿体無いし、暇でやることもないから店長に何か仕事でも貰ってこよう。



建物全体を一周するとさっきまで座っていたカウンターの方を通り過ぎ、店長が入っていった扉に手をかけた。



――ガチャリ キイイイ――――



「わっ!? ――ガン!!―」



手をかけた瞬間勝手に取っ手が回ったと思ったらそのまま前に扉が開いてガン!!と、頭に思い切扉がぶつかった。



いってぇ〜



「わわ、ごめん!!
頭腫れてない?つか、マジでごめんね」



「いや、全然...大丈夫ですっ」



涙目になり右手でぶつけた部分を撫でながら店長に迷惑を掛けないようにと笑顔で大丈夫と言った。



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