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☆短☆編☆集☆[新・続]

第2章 ヒーローにひかれる松井くん



次の日



今は昼休み、俺は何時もホールで一人



弁当を食べている



この学校は規則も何もグダクダで歩きながら食べ歩くさへ日常になっている



ホールはあまり人が来なくて教室なんかよりも静かで落ち着く



「俺も食っていい?」



「え?」



声がして後ろを振り返るとそこには弁当を持った勝己の姿があった



「いいよ」


「さんきゅ、お前って何時も個々で昼食ってんの?」


「そーだよー、静かだし落ち着くじゃん」



そう答えると勝己は、ふーん、と、言いながら俺の隣に座りこんだ



俺はひたすらパクパクと弁当の中の具材を口に含んでいった



うわ、うわぁ



勝己の弁当箱の中味を見て驚いた



「ねぇ、その弁当って誰が作ってるの?すげー旨そうだなぁ!!」



「あー、食うか? 一応俺作」



「いいのか!」


「いーよ、どれ食いたい?」



すげー綺麗な四角、プロ並の卵焼きだぁ



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