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☆短☆編☆集☆[新・続]

第2章 ヒーローにひかれる松井くん




俺は目をキラキラと輝かせながら卵焼きに指をさして勝己に訴えた



「卵焼き好きなんだ」 クス



すると勝己はクスっと笑いながら箸で卵焼きを一つ器用に摘まんで俺の口元に持ってきた



えっと、これって...



「ん? いらねーの?」



いや、でもこれは流石に俺はずいぞ//



俺は食べたいけど食べれなくて手がワケわからない動きをしていた



それを見た勝己がまたクスっと笑った



「いーから食えよ」 クス



「えと、頂きます...はむっ」



俺は恥ずかしさを押し殺して勝己の差し出す箸に食らい付いた



「旨いか?」



くわえた箸から口を放し下を向きながらモグモグと口を動かし首を縦に振った



「そりゃよかった」



恥ずかしい、でもその卵焼きは想像を絶する程に旨かった



つーかなんだこの胸のドキドキは



男にドキドキするとか俺変過ぎるじゃん....//



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