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星も、パンも

第9章 パンは、目の前が揺らぐ…


「んっ!んっ!!!!」



俺は!一瞬―――――…


何が起こったのか…


理解ができなかった――…


が!あり得ない近さの松本と…


唇を押される…独特な感覚に…



松本にキスされていると――…



理解した――――――…




「…んっ…ンン…ん………」



俺は………
いつものキスとは違う感覚に―――…



目を開けながら――――…

松本の表情を確認する…







俺に…
惚れた――――…かもって…
言ってたよな――――――…














お前の“惚れた”は―――…



役に流された―――――…






ままごとだ――――――…



バカにすんな――――――…









俺は…重なる松本の唇を……


唾液混じりの舌で―――…


ツツツ―――…と…なぞった…




すると…瞳を閉じていた松本は…



唇の予想外の感触に…


戸惑うように目が開いた――…




「ま…んっ!?」



…俺を掴む手に力が入り――…




俺の腕に…松本の指が…



食い込む―――――――…



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