テキストサイズ

星も、パンも

第13章 パンは、自世界を飛び出す


「ここのカフェ、菊さんが教えてくれたんだよ!そういや〜…息子がバイトしてるって言ってたっけ!君か〜」



「そうですか、じぁ母に伝えておきますね?

え〜っと…注文は―――…?」




松本は、ニコニコしながらアイスコーヒーを2つ注文した…



少年――――…いや…同い年って言ってたな…



なんだ?あの――――…細さ…


女みたいだな――――――…



「菊さんの息子さん…華奢だなぁ〜…」



「お前のタイプか?」


俺は、
さらっと聞いてみた―――…




「はぁ〜?なんじゃそりゃ…男じゃん。」





俺は、水をテーブルに置いた…



カラン―――…と氷が崩れて…キランと…光った…




「で――――――…
何で…俺の名前――――…
知ってるんだ…………」





松本も…置かれた水を飲んだ――…





「まさか…白川ヒロに…聞いたのか?」





俺は、少し…睨んでいた――…






「睨むなよ――――…

マネージャーの石丸さん?だっけ?に聞いた―――…
あっ!ちゃんと、白川ヒロのいない所で聞いたから!安心しろ」




石丸さん――――…ズキン…


石丸さんに…聞いたのか…


俺的には…
どっちも複雑だ――――…



「余計な事―――――…
言わなかっただろ〜な…」




松本は、視線を俺に向けて…じーっと見つめる…




「…余計な事って…【キス】の事?」










「―――――――…」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ