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星も、パンも

第19章 パンは、さ迷い立ち止まる…


「“昔取った…”ってやつだよ―――…子役時代の…名残…
生きてく上では…役にたつ…


こんな感じにしか…使わねーけどな…」




ふっ…て鼻で笑うと――…


松本は…
少し悲しそうな顔をした…



俺だって――――…こんな事に…ミー助と過ごした子役時代の経験を使いたくない…



でも――――…俺の過ごした8年間は…



演技を交えながら…気持ちを誤魔化さないと―――…


やってられないじゃないか…







ミー助に…どんなに思いを寄せても…



報われない…叶わない…



我慢するしか――――…



演技するしか―――――…



道はないじゃないか――…



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