星も、パンも
第3章 パンは、嘘が上手
制服に着替えて……
朝食を食べながら新聞を見る……
「博也?たまには…博実と連絡とってるのか?」
父親の声に…「ん〜…」と曖昧に答えたが…
「…今日あたり…連絡するよ」
と、牛乳を飲み干しながら…笑って父親を安心させる―――――…
また…嘘をつく……
連絡………は、しない…
ミー助は…多分…俺を嫌っている
逃げた―――――…腰抜けだと
芸能界からも――――…
キスをした…
石丸さんからも―――――…
たまに…電話で話すと…
素っ気なかったり…
苛立っていたり…
何か…言いかけたり…
双子だからって…
全てを分かっている訳じゃない…
俺たちは…一人一人…違う人間だし…
思っている事は…声に出さないと…
伝わらない事だってある…
不安にだって…なる―――…
朝食を食べながら新聞を見る……
「博也?たまには…博実と連絡とってるのか?」
父親の声に…「ん〜…」と曖昧に答えたが…
「…今日あたり…連絡するよ」
と、牛乳を飲み干しながら…笑って父親を安心させる―――――…
また…嘘をつく……
連絡………は、しない…
ミー助は…多分…俺を嫌っている
逃げた―――――…腰抜けだと
芸能界からも――――…
キスをした…
石丸さんからも―――――…
たまに…電話で話すと…
素っ気なかったり…
苛立っていたり…
何か…言いかけたり…
双子だからって…
全てを分かっている訳じゃない…
俺たちは…一人一人…違う人間だし…
思っている事は…声に出さないと…
伝わらない事だってある…
不安にだって…なる―――…