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星も、パンも

第24章 パンは、踏み出―――…



「…お帰り…ヤヒロ君…」


松島さんは…ギュッと手に力を入れる―――…





「…はい、ただいま…」



俺は………少し――――…


泣きそうになっていたかも…





「あぁ〜あ!私、結婚もしていないのに…双子の子持ちになったちゃった…

トキネちゃんに、可愛いお母さんに書いてもらわないと!割りに合わないわ!」



松島さんは、笑いながらスタジオを出ていった…





“お帰り…”か…




俺は、振り返り――――…

スタジオのセットを眺めた…






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