星も、パンも
第6章 星は、パンのために…
車は……駐車場に停まる…
「…お疲れ…じゃ…明日…」
俺は、石丸に軽く挨拶をして…
ドアノブに手をかけた…
「…ミー君……」
石丸に呼ばれ…
振り返っ―――――――…
「んっ……!!!!」
俺の唇に―――――――…
石丸の唇が…重なっている…
「!!!!」
俺は…慌てて石丸を突き飛ばす!
「!なっ…何やってんだよ!」
俺は…ドアに背を付けて…
石丸と距離を取る―――…
今のは…不意討ちだ!
「キス…したくなった…」
「/////なっ…な…な…」
石丸は……微笑むだけで…
俺の頬を…長い指で…包む
「……待って―――…」
「待たない…」
待ってくれ――――…今…
ヤ太郎に…なるから―――…
「…ミー君……
ミー君で…俺にキス…して?」
「ぇ―――――――…?」
ミー君…で…?