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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第2章 第2話 マギ・ウォールド


「えぇ!良いなぁ!ウリエルっちのギルドは早くて。僕達のギルドも早くしてもらいたいよ…」

レミエルはまるで見た目からもそうなんだが待ちきれずに癇癪を起こす駄々っ子のように言う。

「…でも…いくら早くても最終的に…生き残れば…勝ち。」

「うむ。確かに早くに旅を始めても、このゲームにば運゙がなくてはのぉ。コイツらに運があれば有り難いんだがのぉ…」

しかしレミエルと同じ見た目は子供のラグエルは冷静にこのゲームの本質を見極めたかの様に静かに言うとサラカエルも落ち着いた様子で賛同する。

「まぁ、みんなは遣りたい様にギルド達に゙助言゙はしてあげなよ。僕達は参加は出来ないがプレイヤーとしての助言は大いに結構だよ。でも…この中で1人だけ異質なプレイヤーが…ねぇ?ガブリエル。」

「ふん。」

ミカエルはガブリエルに視線を向けるとガブリエルは露骨に視線を剃らすのが目に見えた。

7大天使のたいがいは普通にギルドを集めさせようとしてる。このゲームは最後までギルド達を生き残らせなければ勝ちではない。だがガブリエルはと言うとだ…

「ガブリエル。君は何故にギルドを見殺す様な事をするのかな?このゲームは仲間を集めて旅をさせギルドを最後の1人まで残らせたら勝ちなんだよ?」

「そんな事は分かっているが?ミカエル。」

「じゃあ…君はわざわざマギ・ウォールドに生息する魔物のいる傍に置き去りにしたのかな?」

「愚問だな。ミカエル。」

「なんだって?」

「世は最後まで生き残らせれば良いんだろ?これから先の旅は正に危険と隣合わせだ。誰が、いつ、どんな奴が襲ってくるか分からない。人間であろうと魔物であろうと、もしかしたら自然の脅威に襲われるかもしれない。これは一種のテストだな。」

「テストねぇ…」

「あぁ。もしこんな事で生き残らなかったらアイツらは所詮それまでだ。」

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