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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第2章 第2話 マギ・ウォールド

「確かにレミエルの言う通りだけど…もしライバルが近くにいたら蹴落としてでも勝ちたくない?」

「それはそうだけどさ…あぁ…なるほどね!ミカエルっちは最初の潰し合いがしたいんだねッ!」

「その通りだよレミエル。」

ミカエルは敢えて同じ国に全部のギルドを集める事での潰し合いを狙っている。

「ちょっと待ちなミカエル。」

「なんだい?ウリエル。」

「お前がさっき言ったマギ・ウォールドの中心地ユーアシアに集めて潰し合いをさせる事は建前じゃねぇのか?」

「ほぉ…何故に僕がこんな建前を言わなくちゃイケないのかな?」

ウリエルはミカエルとレミエルの会話に口を挟みミカエルは飄々と聞き流すかの様にウリエルに質問で返す。

「このマギ・ウォールドの世界は基本的には1つの国ごとに王や政治家または民族の代表者が国を治めてる。だがユーアシアはその例はない。何故ならユーアシアば貴族゙達によって支配されてるからな。」

「確かにウリエルの言うことは正解だよ。今から700年前までば始まりの魔法使い゙のアダ名で最悪にして最凶の魔王にして千の魔法を扱ったと言われるサウザント・オーギュストによって暴虐と悪政を働き、そして13人の魔法使いによって革命を起こして今のマギ・ウォールドが出来た訳だよ。そして、その13人の魔法使いの子孫と末裔が今の゙魔導貴族゙と言うユーアシアを支配する貴族なんでしょ?」

「あぁ…ミカエルの言うことは当たっているが、今の魔導貴族は権力を振りかざし、やりたい放題。更にどんな罪を起こそうが魔導貴族は全く罪に囚われない。まるで700年前のサウザント・オーギュストの暴虐の限りを尽くした悪政の如く。」

「確かに今の魔導貴族の権力は倫理、貞操、人権に道徳も何もない。正直、僕も目を覆いたくなる様な事ばかりだよ。まるで自分のやっている事に罪の意識も無ければ…むしろ正しいって本気で思っているんだから。」

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