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シアワセ

第1章 始まりと終わり

次の日、私はずっと城端さんのことを考えていた

「はぁ……」

鏡を見てため息をついてると由利恵さんが通り過ぎる

「…あら?ため息なんてついて、どうしたの?」
「……昨日の最後のお客さん…」
「何かされたの?」
「逆です…何も、されなかった」

彼の顔を思い出しながらそう呟く

「……されなかった?」
「はい…城端さんって言うんですけど」
「城端?!」
「…え、由利恵さん、知ってるんですか?」
「え、あ、……なんでもないわ」

由利恵さんは焦ったようにそう言うと
そのままいなくなってしまった。

「……?」

私は首をかしげてその後ろ姿を見つめる

「清華さん、ご指名ですよ」
「あ、いまいきます」

不思議に思ったまま、私はルームに向かう

「…失礼します。清華です」
「あぁ」
「あ、新野さま」

そこには中年のダンディな男の人で有名な新野さまがいた。
彼はセックスが上手い。

数ヵ月前に私を指名してもらってから、彼は私の常連客となった。

噂ではすごい大金持ちらしい。

「清華。こっちへおいで」

そういうと私は彼の膝の上に乗る

「相変わらず、きれいだね」
「ふふふ。ありがとうございます」

綺麗、か。

ふと城端さんを思い出した。

「……清華?」
「はい」
「なんだか今、エロい顔をしていたよ」

そう新野さまは耳元で囁いてからそのまま耳を舐めた

「んぁっ」
「………くく」
「…も、もう」

新野さまは私を抱き上げるとそのままシャワー室に向かう

「新野様?」
「……楽しいことをしようか」
「え?」

そういうと、彼はシャワー室の脱衣所で私を下ろすと新野様が服を脱ぎはじめる

「に、新野様?」
「……脱いで。一緒にシャワーを浴びよう」
「……わかりました」

とても48とは思えない筋肉質な体に長い足
彼の全てが露になっていく

私もドレスの後ろのファスナーをおろすと
ストンとドレスが落ちて下着だけになる

下着を脱ごうとしたらいきなり新野様が後ろから胸を揉み始めた

「きゃっ……んんっ」

下着をつけたまま揉まれているのに
長い指は私の敏感な場所を触る

「んあっ……やぁ」
「シャワーまで我慢できないな」
「ん…」

そういうと、彼はブラを外す
露になった胸の先端を後ろからいじり
もう片方の手をショーツのなかにいれる

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