彼女
第8章 二人っきり
俺が黙ったまま運転しているからか、俺の手を握っていた美波の手が離れていった。その瞬間、俺の手は美波の手を掴み、指を絡ませた。
吉沢「美波なんで手、離すんだよ。」
「亮くん黙ったままだったから…。」
吉沢「だから手を離したのか?」
「私が悪いから…きっと…。」
吉沢「嫌われたと思った?美波、気にしすぎ!美波が悪いなんて思ってない。」
「……あ、ありがと…。」
しばらく走って駐車場に止めると
吉沢「美波着いたぞ(笑)」
「水族館?」
吉沢「水族館好きか?」
「うん!大好き♪」
吉沢「俺にも言って欲しいんだけど…。」
「えっ?」
吉沢「なんでもない。行こう(笑)」
いったん離した手を…指を絡める。
吉沢「美波って、いっつもそんな感じの格好で仕事行ってるのか?」
「うん、そうだよ。どうして?」
吉沢「わりとスカート長めだなって…。」
「短いと…痴漢に合うから。」
吉沢「痴漢!?」
「今の痴漢ってスカートの中にまで、手を入れて来るから…。」
吉沢「美波もされた事あるのか?」
「うん…だから、今バスで通勤してるの。でも最近バスにも多くて…どうしようかなって…。」
吉沢「な、なんでもっと早く言わなかったんだよ!」
「えっ?」
吉沢「明日から俺と一緒に行こ!」
「でも…。」
吉沢「美波が他の男に触られるのがイヤなんだ!」
俺は美波を抱きしめた。
「亮くん…。」
吉沢「美波、俺ヤバいかも(笑)」
「なにが?」
吉沢「いや、とりあえず水族館行こか?」
「うん。」
魚を見ている美波が時々、俺に笑顔を向けてくれるけど、俺自身を抑え付けるのに精一杯で…
「亮くん顔色悪いけど大丈夫?」
心配そうに覗き込む美波に我に返った俺は
吉沢「だ、大丈夫(笑)」
「良かった(笑)」
俺って…男ってバカだよなぁ(笑)好きな子に……はぁ~
吉沢「美波こっち!」
俺は、はしゃぐ美波が可愛くて可愛くて…。
なんだかんだで2時間程度かかって見て回り、外に出たら雨もやんでいた。
車の中で持って来ていた弁当をたいらげ、車を走らせた。
しばらくすると寝息が、横を見ると美波が眠っていた。
吉沢「なんで、そんな無防備なんだよ。」
吉沢「美波なんで手、離すんだよ。」
「亮くん黙ったままだったから…。」
吉沢「だから手を離したのか?」
「私が悪いから…きっと…。」
吉沢「嫌われたと思った?美波、気にしすぎ!美波が悪いなんて思ってない。」
「……あ、ありがと…。」
しばらく走って駐車場に止めると
吉沢「美波着いたぞ(笑)」
「水族館?」
吉沢「水族館好きか?」
「うん!大好き♪」
吉沢「俺にも言って欲しいんだけど…。」
「えっ?」
吉沢「なんでもない。行こう(笑)」
いったん離した手を…指を絡める。
吉沢「美波って、いっつもそんな感じの格好で仕事行ってるのか?」
「うん、そうだよ。どうして?」
吉沢「わりとスカート長めだなって…。」
「短いと…痴漢に合うから。」
吉沢「痴漢!?」
「今の痴漢ってスカートの中にまで、手を入れて来るから…。」
吉沢「美波もされた事あるのか?」
「うん…だから、今バスで通勤してるの。でも最近バスにも多くて…どうしようかなって…。」
吉沢「な、なんでもっと早く言わなかったんだよ!」
「えっ?」
吉沢「明日から俺と一緒に行こ!」
「でも…。」
吉沢「美波が他の男に触られるのがイヤなんだ!」
俺は美波を抱きしめた。
「亮くん…。」
吉沢「美波、俺ヤバいかも(笑)」
「なにが?」
吉沢「いや、とりあえず水族館行こか?」
「うん。」
魚を見ている美波が時々、俺に笑顔を向けてくれるけど、俺自身を抑え付けるのに精一杯で…
「亮くん顔色悪いけど大丈夫?」
心配そうに覗き込む美波に我に返った俺は
吉沢「だ、大丈夫(笑)」
「良かった(笑)」
俺って…男ってバカだよなぁ(笑)好きな子に……はぁ~
吉沢「美波こっち!」
俺は、はしゃぐ美波が可愛くて可愛くて…。
なんだかんだで2時間程度かかって見て回り、外に出たら雨もやんでいた。
車の中で持って来ていた弁当をたいらげ、車を走らせた。
しばらくすると寝息が、横を見ると美波が眠っていた。
吉沢「なんで、そんな無防備なんだよ。」