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君の隣の相棒さん、

第4章 煙草が示す気持ち(伊)

『い…たみ、せんぱ、い?』


「悪い。こうしたくなった‥」


『‥‥放してください』


「たまには誰かを頼ったらどうだ」


『駄目です…放して‥放して下さいっ…!』


俺の胸を叩く彼奴を俺は硬く強く抱き締める。


すると彼奴が崩れ始めて、それからは暫くないていた。


その間俺はただじっとしていて、彼奴の泣いている姿を見せないように隠していた。

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