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君の隣の相棒さん、

第44章 彼女は俺に甘い、(神※)

「どう?ドキドキするでしょ…?」


『‥‥する。かなり』



胸に手を宛てて頬を赤くさせてそういった彼女が何時になく可愛いと思う。



「じゃあ、もっとドキドキしてみる?」


『ば、バカっ!まだ昼間!‥‥それに…』


「それに?」


『は、恥ずか‥しい』



あ、ヤバいよ。その顔はマジで反則だから。

と言いそうになったのを飲み込んで代わりの言葉を送る。



「恥ずかしいことってさ、シてると燃えてくるの、知ってる…?」


『な‥‥っ』


「くくっ、動揺しすぎっ。本当に朔は、そういうところ可愛くて仕方ないよ」



サラッとそんなことを言えるのは彼だから。そして最後にはそんな意地悪も許せてしまうのもきっと彼だから。
こうやって彼のペースに乗せられてしまうのはいつものことだけど、またそれが嬉しいとか楽しいとか感じたりして…。

結局、私は彼が好きなんだっていつも思い知らされてる。

本当、どうしようもなく…。

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