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君の隣の相棒さん、

第44章 彼女は俺に甘い、(神※)

それから暫く、ちょっと昼寝をしたらいい時間帯になって晩御飯を食べた。その後‥‥



「ねぇ、一緒にお風呂入らない?」


『‥嫌』


「あ、今迷ったでしょ?‥今日だけでいいからさ!ね?お願い…!」


『‥‥タオル巻いて、私がいいっていうまで入らないこと。あと、何もしないこと。それが条件』


「了解っ」



────シャワーの音。湯船を溜める音の後、少ししてから彼女が入っていいよと言ったの合図に俺はバスルームへ。
そこには真っ白く入浴剤で濁らせた広いバスタブに肩まで浸かって此方に背中を向けている彼女の姿があった。



「本当に入ってくれるなんてね‥ちょっと待ってて」



身体を洗い始めると先に見えるのは彼女の背中。
長い髪はお団子状に束ねられて項が綺麗に見えている。

今すぐにでもその背中を抱き締めたいと思う欲を抑え、不審に思われないようまたタオルを巻き直してゆっくりと湯船に入った。

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