
君の隣の相棒さん、
第44章 彼女は俺に甘い、(神※)
「朔、背中向けてこっち来て」
『え、何‥?』
「うん、捕まえた」
背中からスゥーっと近付いて来た彼女の腹に腕を回して抱き締める。
驚いて彼女の肩が小さく跳ねるとピシャッ、と音がして湯船が揺れた。
『何何?急に‥』
「んー?こうしたかっただけ」
頬を寄せると彼女が片目を瞑ってくすぐったそうに笑う。
彼女にしては珍しい無邪気さが見えるその表情に俺は耳元に唇を寄せた。
「紫音」
また彼女の肩が小さく跳ねる。滅多に呼ばないその呼び方には慣れない様子で、横顔を此方に向けた。
『‥‥尊?』
不意に呼ばれた俺の名前。
不思議そうな顔をしている彼女にフッ、と笑えば湯船から出した手で顎を捕らえて俺に向けさせて口づける。
小さく漏れ聞こえる彼女の息の混じった甘い声。隙間が出来て舌を滑らせればそれは喘ぎへと変わった。
『え、何‥?』
「うん、捕まえた」
背中からスゥーっと近付いて来た彼女の腹に腕を回して抱き締める。
驚いて彼女の肩が小さく跳ねるとピシャッ、と音がして湯船が揺れた。
『何何?急に‥』
「んー?こうしたかっただけ」
頬を寄せると彼女が片目を瞑ってくすぐったそうに笑う。
彼女にしては珍しい無邪気さが見えるその表情に俺は耳元に唇を寄せた。
「紫音」
また彼女の肩が小さく跳ねる。滅多に呼ばないその呼び方には慣れない様子で、横顔を此方に向けた。
『‥‥尊?』
不意に呼ばれた俺の名前。
不思議そうな顔をしている彼女にフッ、と笑えば湯船から出した手で顎を捕らえて俺に向けさせて口づける。
小さく漏れ聞こえる彼女の息の混じった甘い声。隙間が出来て舌を滑らせればそれは喘ぎへと変わった。
