
君の隣の相棒さん、
第47章 快楽サディスト(伊神※)
絡み合う同じ部署の上司と一課のエース。
私の目の前に広がる光景は生々しくて、だけどもっと見たいという本能が突き動かされる。
「んっ、あぁっ…」
「はぁ…っ、ん、、」
神戸さんから漏れ聞こえる声は凄く色っぽくて、合間からの伊丹さんの男らしい声が耳に響いた。
どうやら二人には“受け”と“攻め”が決まっていないようで、気分やその場の雰囲気によって勝手に変わるらしい。
決まりきった設定より面白みがあると、私の想像力が震えた。
何より、マンガや小説を読んでいる時よりもずっとワクワクしてドキドキさせられているこの感覚がたまらない。
そして時々、神戸さんと目が合ってはその妖艶な笑みに意識が捕らえられて私は心底幸せな気分を味わっていた。
