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君の隣の相棒さん、

第12章 彼女と彼と、(L※)

「僕、資料整理に行ってきます」


「え‥ああ、うん」


フッと笑った彼の微笑みが、俺の胸を大きく揺さぶる。


そのとき俺は思った。
二人になるチャンス。しかも彼の違和感について伝えることも出来る。


そう考えたら、次に言葉にしていた。


「俺も手伝う、」


「え?でも‥‥」


「いいからいいから!」


戸惑っている彼の背中を半ば強引に押して、俺は資料室へと向かった。


「届く?」


「なんとか」


思ったよりも小柄で、脚立に乗って少し背伸びをしている彼。


ようやく上から資料を取ることが出来た彼に、俺は声をかけた。

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