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君の隣の相棒さん、

第14章 真実を知る者(L※)

そのとき俺は、先輩からただならぬものを感じた。


それが何なのかは分からないが、なんだか俺は先輩が怖くなった。


『侵害です、伊丹先輩』


やっぱり彼は真面目だ。
先輩の冗談(?)をスルリと切り抜けている。


先輩は心無しかそんな彼の様子を見て、いつもの調子に戻っていた。
流石だと思った。



───お昼になると、昼を済ませた後で彼が先輩に呼び出された。


嫌な予感がする…だけど先輩の代わりを託された俺は断ることも出来ず、三浦さんと一緒にいることになった。


だから俺は彼にそっと耳打ちしたんだ。


“気をつけて”───って。


不安を抱えたままの俺に彼はただ頷いて、先輩の跡を追って行った。

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