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君の隣の相棒さん、

第16章 糖分補給、(甲)

『ん‥‥‥っ』


「…?どうかした?」


『いえ‥ちょっと目眩がしただけで…す‥‥っ』


「えっ、あっちょっ…」


突然、隣にいた俺に倒れ込む彼女。
身体を受け止めると、顔色が悪いのが見て取れた。


俺はそんな彼女を見て思い出したことがあった。


「もしかして昼から糖分取ってないないの?」


『忙しすぎて、忘れて…ました‥‥』


彼女はちょっとした持病を持っていて、常に糖分がないと倒れてしまう。


日頃から注意していた彼女が初めて自分の身体の管理を怠った。

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