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君の隣の相棒さん、

第16章 糖分補給、(甲)

「取り敢えずこれ。コーラはすぐ糖分に変わるっていうから」


『カイトさんが飲んだやつ‥よね?』


「あーもう!今そーいうの気にしてる場合じゃないでしょ!…ったく、じっとしてろよ?」


徐にコーラを口に含んだ俺はそのまま彼女に口移しでコーラを飲ませる。


しゅわしゅわとした炭酸の感覚はすぐに消えて、コーラの味だけがする砂糖水へと変わり、彼女の喉を通った。


「っは、あんめーっ‥、飲めた…?」


『飲めた‥けどもう少しやり方ってものがあるでしょ!』


「なんだよ、ぶっ倒れといてそれはないでしょっ」


一気に糖が回ったのかいつもの彼女に戻る。
俺は安心した反面でまだ心配な面を感じ、彼女からノートパソコンを取り上げた。

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